福間駅の駅本屋が建替えになります。
観察日:2007/3/25 2007/4/6作製・2007/4/7更新
福間駅の駅前駐車場に、「この駐車場は、JR福間駅舎の移転工事、駅前広場の開発に伴い、平成19年3月31日(土)をもって閉鎖いたします。」という張り紙がありました。JR九州では駅本屋(駅舎)の橋上駅舎化にあわせて、駅の一番手前の片面ホームを島式にして待避設備をつくるという工事を赤間や古賀でも行ってきました。福間駅は3面5線なので上下同時に待避が可能ですが、待避線と主本線が同一ホームにならないので緩急接続はできません。なので駅本屋立替に合わせて2面4線化して緩急接続が可能な配線にするでしょう。
配線図
現在の配線です。
工事後の配線の予想です。
まず橋上駅舎を作り、それから上り待避線の工事に入るでしょう。現4・5番線のホームを使用停止するまでは自由通路を現4・5番線への跨線橋として利用し、その後自由通路として使用するでしょう。
現在の様子
駅本屋の小倉側にある駐車場の看板です。2007年3月31日限りで閉鎖すると張り紙があります。
駅本屋に向かって左側にある駐車場です。
駐車場とその手前の駐輪場。左側に線路がある。上り待避線や橋上駅舎を作るのに十分な広さがある。
駅の博多よりには橋梁があるので、このあたりの配線は変更されないだろう。
第1ホームの小倉より。保守基地をなくせばホームを延ばす空間は確保できる。
撤去されることになると予想している第3ホーム、4・5番線。ホームの屋根は1両分もない。前々からこのホームだけは手をかけてこなかった。
第3ホームの跨線橋付近から博多よりを撮影。未だに砂利の部分が残っている。撤去する予定のところにお金をかけることはないだろうから、前々から駅の改良計画はあったのだろう。
第1ホームにて跨線橋を撮影。この跨線橋は撤去されるだろう。
跨線橋の柱には「明治四十四年 鉄道院」の文字がある。鉄道省になる前の時代に建設されたものだ。
左側の第1ホームと第2ホームを結ぶ跨線橋が明治44年製。右側は後から増築されている。
明治44年製の跨線橋の階段部分。
手前が明治44年製の部分で、奥が増築された部分。
配線変更とダイヤ
現在博多―赤間間は普通列車が毎時4本となる時間があり、下りに関しては約15分おきに走っていますが、上りに関しては、約20分おきのところに1本増発した形のままです。福間で上りの緩急接続ができるようになれば、上りも約15分おきになるでしょう。現在と工事後の予想の簡単なダイヤを書いています。
現在の上りの普通・快速
配線改良後の上りの普通・快速 普通列車の運行間隔を等間隔に近づけることができる。